震災復興まちづくり模擬訓練訓練の事例
訓練の特徴
・ある特定の地区を対象とするのではなく、市内の市街地類型を代表する数地区を選定し、各地区の防災リーダーを対象とした訓練を実施した。
・市部における復興過程の課題を明確化するとともに、これまで区部を中心に行なわれてきた復興模擬訓練を市部にも広く展開していく導入手法を確立するための「導入型訓練」として実施した。
地区の特徴
【明神町, 子安町(中心市街地)】
・古くからのコミュニティ組織があり団結力が高い。
・区画整理による基盤整備がなされているが、道路が狭く非常に入り組んだ地区もある(子安町)。木造と非木造ストックが混在し、密集はしているが延焼危険性は低い。
【上恩方(中山間地)】

・古くからのコミュニティ組織があり団結力が高い。
・木造ストックが多く、部分的に密集・未接道の家屋がある。
【諏訪町周辺(スプロール住宅地)】
・未整備の基盤が残る。部分的に密集・未接道の木造ストックがあり、延焼危険性が高い。
・高齢者が多く、市街地は孤立している。
【旭ヶ丘団地(宅地造成住宅地)】
・初期の開発団地であり、高齢化が進んでいる。
・狭小な道路や急勾配が多く、市街地は入り組んでいる。
【南大沢3丁目(ニュータウン)】
・良好な基盤と十分なオープンスペースが存在し、延焼の危険性は低い。
・コミュニティ組織は、分譲地は管理組合が存在するが、賃貸は組合・自治会なしの場合が多い。
 
 
対象エリア
明神町, 子安町(中心市街地)
上恩方町(中山間地)
諏訪町周辺(スプロール住宅地)
旭ヶ丘団地(宅地造成住宅地)
南大沢3丁目(ニュータウン)
○面積 約18,600ha(市全体)
○人口 約540,000人(市全体)
○世帯数 約230,000世帯(市全体)
○人口密度 29人/ha(市全体)
訓練のねらい
 震災発生後の復興の進め方について行政と住民で学習・訓練することによって、復興に向けての組織のあり方を理解し、「地域力」を高める。それとともに、まちの課題を把握し、今後のまちづくりや地域活動に生かすことを目的とする。
参加団体
【地域団体】
    対象地区内の自治会町会 26名
(第2回のみ)
【行政】
担当課 八王子市 まちづくり計画部都市計画室、生活安全部防災課 40名
    八王子市 建設、福祉、環境など様々な分野から参加
東京都 総務局総合防災部、都市整備局市街地整備部
【専門家】
コア
スタッフ
首都大学東京「文部省大都市大震災被害軽減化特別プロジェクト」研究チーム 計11名
外部参加
専門家
八王子消防署
災害復興まちづくり支援機構
計9名
 
プログラム
 実施期間:平成18年2月〜3月 全2回
  実施日 訓練テーマ 訓練の内容
第1回 2月28日 まちの被害想定 ・地区別の被害想定を行ない、震度別の被害シナリオを作成する(市職員のみ)。
第2回 38 被害想定、震災時の対応と復興シナリオについて考える ・第一回の被害想定をもとに、「復旧・復興シナリオ」「仮設住宅地」「市街地復興」の3段階の訓練を行ない、課題や対応策を検討する。
※本訓練は、文部科学省が推進している大都市大震災軽減化プロジェクトの研究の一環として行ったものである。
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